「ミナクルひろば」ってなんぞや??
皆来る広場→みなくるひろば→ミナクルひろば
という実に短絡的な言葉遊びから生まれた「認知症カフェ」ですが、実は熱い想いが詰まっています。
社会福祉法人として日常的にケアが必要な方だけでなく、軽度の認知症の方や地域の高齢者の力になれることはないかと考えたとき、認知症カフェを思いつきました。
認知症カフェは、誰もが気軽に訪れることができ、悩み事の相談や家族同士で情報を交換して介護に対する不安の軽減をはかることができる場です。また孤立しがちな高齢者を地域社会の輪の中に迎え入れる役割も担っています。
カフェという名前ではありますが、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の7つの柱のうちの1つで、「認知症の人の介護者への支援」を目的とした非営利のカフェです。
しかし、残念なことに認知症カフェの存在は一般的に認知されていません。そこで誰もが親しみをもって訪れることが出来るように、松竹株式会社様を通じて権利者様に許可をいただき「男はつらいよ」「東京物語」「二十四の瞳」の看板を掲げさせていただきました。
昭和の時代を生きた方々にとってこれら三作品は忘れがたい魅力をもっており、看板の話を皮切りに昭和の時代の思い出話に花を咲かせてもらえればと考えております。
こういった認知症の方へのアプローチは回想法と呼ばれており、認知症の改善に期待できる心理療法の1つです。
看板は八條工房様に依頼し手書きで書いていただきました。昔懐かしい雰囲気で、どこか映画館を彷彿とさせるような看板となっております。
みずき会の認知症カフェには介護支援専門員を常駐させようと考えています。認知症の悩みを抱えている多くの方に存在を知っていただき、専門家に気兼ねなく相談できる場を提供したいと思っております。
介護に対する不安や疑問があれば、「ミナクルひろば」に立ち寄り、気兼ねなくお尋ねください。